UTぐらし!

怠惰な東大生の日常

攻略!!前期教養 ~進振り点、ゲットだぜ!~

 東大はAセメスターに突入しましたね。多くの方はちょうど今秋から2週目といった感じでしょうか。特に1年生は初めてのAセメ、そして運命の進学選択まで1年をきっていますね。そこで前期教養生活を送る方々にささやかながら私の成功・失敗を踏まえた進学選択へのアドバイスを送ろうと思います。まあ私の進振り点はかなり低いほうなのでアドバイスっていうのはどうかと思いますが、反面教師の話として聞いてください。なんかタイトルが大仰だな。誇大広告って怒られそう。

評価基準に試験がある科目は、同一曜日中2つまでが理想

 やはり試験勉強には思った以上に時間がとられるものです。「シケプリ読んどきゃなんとかなるだろ~w」と思っててもそもそもいざ見てみたらシケプリのページ数が膨大だった!!なんてこともザラです。真面目に前々から試験勉強を始められるなら別ですが、直前になって焦るタイプなら1日に試験が集中することを避けないとキャパオーバーになってしまいます。そこで、なるべく1日あたり試験が2科目までになるようにした方がいいよ、ということです。ちなみに、英語一列や2外の一列二列の試験は他科目の試験と別日程になりがち(たぶん)。

 

必修はがんばろう!

 多くの方がご存知だとは思いますが、必修科目は追い出しができません。しかも落とすと面倒です。そして、この必修科目の点数が進振り点を大きく左右してくるので、必修科目の点数をなるべく高くしましょう。個人的な意見ですが、試験直前期に「やべえ!必修も総合科目も全然できん!w」という状態だったら必修にリソースを大きく割くことをオススメします。総合は追い出しできるし落としても同じ科目を再履修すれば点数は100点満点で塗り替えられます。1Sで2外の成績が悪くたって諦めてはいけません。これからの頑張りようで多少の挽回は充分可能です。

 

総合科目や基礎科目などの系列に関する条件は早めに満たしておこう

 系列に関する条件、ってのは「総合科目A~Cから2系列以上をまたいで**単位とれ」とかいう条件のことです。この条件はできれば1A終了までに満たしておく方が良いです。例えば1AまででA系列ばかり単位を取って慌てて2SでB系列を履修したら落単した!なんてなったら留年回避のため2Aで駒バックになってしまいます。2Aになると後期の学科の必修科目が入る場合もありますし、本郷キャンパスでの授業があると時間割に自由が効きにくくなってしまいます(本郷↔駒場の移動はもちろん10分休みでは無理ですし、昼休みを利用しても結構ギリギリです)。そもそも2Aで前期教養修了をかけた科目があるなんて精神衛生上悪いですよねゲフンゲフン

 

興味のある科目orやる気がなくても勉強しやすい科目

 当たり前のことですが上のような科目を履修するのが大切です。特に興味がない科目を取らざるを得ないときには仮に自分がその科目の勉強をサボるようなことがっても点が取りやすいような選択をするべきです。過去問やシケプリが入手可能か、それは充実しているか、内容的に無理はないか、といったことを履修登録前に確認することを強くおすすめします。

 

おすすめ科目

 最後に個人的なおすすめの講義を列挙します。

  • 国際関係史(酒井さん) 日本近代外交史。内容が面白く、もちろん受験勉強でやるよりはるかに深く学べます。日本史受験者、記述問題が得意な方にオススメ
  • 社会システム工学基礎Ⅰ、Ⅱ (羽藤さん) 主にまちづくりやインフラについて色んな分野の教員が講義する。レポート評価で、まじめにやれば良後半~優はくる印象。興味深い内容
  • 農作物を知る(河鰭さん) 農業に関する話題について農学部の教員がオムニバスで講義。内容も面白いし、まじめに出席、感想を書くだけで主題科目の単位を獲得できる

まとめ

 以上に書いたことは、至極当たり前のことですが、いざ時間の限られた履修登録期間でバイトやサークルなどの予定との兼ね合いで悩んだりシラバス、逆評定とにらめっこしていたりするうちに思考がごちゃごちゃしてしまいがち(私だけですかね…)です。そこで、今回書いたようなことを履修を考えたり日々の大学生活を送るうえで意識に置くのは一手かなと思います。特にナマケモノの人は。もちろん私が書いたことが正しいとは限らないので(予防線)、この記事のみならず周囲の噂は耳に入れつつ振り回されないことが肝要だと思います。前期教養、何かと興味のない授業も受けざるを得ない。でも進学選択をできるだけ良い結果にしたい。ナマケモノだって良いんです、自分のキャパを考えながら、戦略的に履修を組んで進振り点を少しでも上げていきましょう!進学先発表のあるその日まで、諦めないでくださいね。意外や意外ミラクルも起こるので(経験者並感)。

※とにかく「履修の手引き」を読み込みましょう。履修ミスで留年なんて笑えませんからね。何か疑問があったらすぐ教務課に訊きに行くことを強く推奨します。